サハリ エキストラバージンオリーブオイル(ルシオ種100%)
1998年から、スペインでもいち早くオーガニック栽培を始めたカセリア・デ・ラ・ビルヘン農園は、環境と共存する栽培方法を常に模索・実施しながら、同時に、イスラム文化からカトリック文化に移るスペインの重要な歴史上の拠点となったグラナダのみで採れる「ルシオ種」オリーブを積極的に守り育てています。その静かな情熱が込められたサハリ エキストラバージンオリーブオイルは、スペインでも唯一無二のオリーブオイルです。
久しぶりに、サハリ エキストラバージンオリーブオイルの農園、「カセリア・デ・ラ・ビルヘン」に行ってきました。毎年、オリーブ園で収穫体験や搾りたてオリーブオイルのテイスティングや数名のお客様と一緒に農園でのアクティビティを楽しんでいたのですが、社会情勢には抗えず、4年ぶりの訪問です。
一番の目的は、今年のルシオ種の出来を実際にテイスティングして確認すること。
ルシオ種独特の緑のイチゴのような甘みのあるさわやかなベリーグリーンの香りと
苦み、あとから来る辛みが例年よりもバランスがとれていて、今年は、品の良いオ
イルに仕上がっていると思います。ルシオ種は、やはり独特の味を持った
「ZAJARI サハリ」ブランドは、グラナダにあるスペイン唯一の百貨店・エル コルテ イングレのグルメコレクションコーナー以外ではスペイン国内でも購入できず、実は、海外では日本でしか販売していないブランドです。つまり、日本のお客様のためだけに作られているといってもいいほどのエキストラバージンオリーブオイルです。
ルシオ種の畑の中の最高の実を、一番初めに摘んで搾油して出来るのがサハリ ブランド。
収穫時期と、収穫する実を広大な畑の中から選び抜いています。ルシオ種自体が希少種であるうえに、セレクトされた実のみからできるサハリ エキストラバージンオリーブオイルは、一度試してみると、その独特の香りと風味が病みつきになります。
ランチ中!
どうやって、サハリをもっとたくさんの方にお試し頂けるのか、これでも協議中(笑)
これが搾りたて。フィルターをかけていないので、まだ濁りがあります。色は、写真なのでどうも実物と少し違いますが、実際には、明るい銀杏の色というかヒスイのような色です。この色も、ルシオ種らしい色味なんです。
大きいのが「ルシオ種」。小さい方はスペインで最も栽培されている「ピクアル種」。ひと粒のオリーブの実のオイル含有率は17%前後。ルシオ種は、大きさはあるものの、オイル含有率がさらに低いので、希少品種であるうえに、さらに貴重なオイルといえます。
ルシオ種100%の単一品種のエキストラバージンオリーブオイル。
緑のイチゴのようなアロマとあと味に華やかな香りが立ち上がる在来種ならではの
個性的なエキストラバージンオリーブオイルです。苦味、辛味もしっかりしています。
複雑性のあるオイルは、和・洋問わず色々なお料理の味とうまく絡み、お料理の味全体を
うまく底上げしてくれる、いわば、調味料にもなる風味が特徴です。
ラインアップ (画像をクリックして購入ページへ繋がります。)
●250ml
●500ml
酸度:0.2%以下
認証:EUオーガニック、アンダルシア州政府オーガニック、グラナダ原産地呼称DO
ルシオ種は、642年に北アフリカチュニジアからグラナダにもたらされたとされるオリーブです。
以来、グラナダの在来種として、この土地の土壌で独特の風味を育んできました。
赤く熟す前のまだ緑のころのイチゴのような、さわやかなグリーンの中に、ベリーの甘さを感じる
独特の風味が特徴です。トマト、ピスタチオ、アーモンドやナッツの白い花のような風味が混ざる複雑性のある味は、のどを通った後からも風味を感じる持続性の高いオリーブです。
エキストラバージンオリーブオイルに特有の苦みと辛みのバランスもよく、全体的にマイルドで食べやすいオリーブオイルです。
カセリアは、1998年からオーガニック栽培を始めています。今では、約10,000haの土地でルシオ種を栽培しています。
雑草は、近所の牧場から羊を借りて食べてもらってい、剪定や収獲の時に出たオリーブの葉や枝は、バイオ燃料としてリサイクルし、併設するファームスクールで育てて居る動物たちの飼料としても使います。搾油後のオリーブのかすはコンポストとして肥料や飼料として再利用しています。化学肥料も合成肥料も使わない自然を生かした栽培をしています。
オリーブは、6,000年前からこの地球上にあると言われています。オリーブをあますところなく循環を通して活かすのも、オリーブへの愛情と感謝があってこそです。
1990年代から始めたオーガニック栽培も進化していました。
カリフォルニアから取り寄せた「ミミズ」に土を作ってもらい、発酵する土から作られる液体を取り出しているところです。これがオリーブの栄養になります。まだ試みの段階ですが、規模を大きくして、より自然なオーガニック農法へと向かっています。
ルシオ種のオリーブは、オリーブの一大産地であるアンダルシア地方にあり、ここでしか見られない品種です。1,400年の間、グラナダの大地に根付き、地方の伝統と文化のひとつともいえます。
そして、特に人の手が入らずそのままの姿で1,000年以上もの時
を経ているルシオ種の木があります。その木の実だけを摘み、搾油した希少で貴重な1000年樹のオリーブオイルを限定で作っています。
カセリアは、代々続く家族経営のオリーブ農園です。日々、オリーブと関わる彼らの思いは、単にビジネスとしてのオリーブではなく、生まれた時からそこにあるルシオへの深い愛情が織り込まれています。
アントニオ・ロペス
カセリア・デ・ラ・ビルヘン オーナー
「カセリア、そして、ルシオは、夢を実現すること」
アンヘル・ロペス
搾油担当
「オリーブオイルは、オリーブだけがもたらすことができる奇跡そのもの」
ホセ・ロペス
栽培担当
「大地は、私たちに恵みをもたらす。私の仕事は、その恩返しでしかない。」
ホセ・シエラ
営業担当
いつも、私がコンタクトをとっている営業担当。独特のユーモアがあるすっごいいい人です。
サハリのデザインをプロデュースした、センスある人でもあります。
世界的に有名なオリーブオイルコンテストに出品するためには条件があります。
それは、6月の時点で定められた量の搾油済オリーブオイルがタンクにあることなのですが、ルシオ種は、そもそも木の本数が少なく規定を満たす量が採れないため、大きなコンテストには出せないというハンデがあります。だから、スペインのオリーブオイル専門家でもルシオ種やサハリ ブランドの存在を知らない人が多いという実情があります。それだけ、希少な品種ではあるということなのですが。
そのサハリ エキストラバージンオリーブオイルが、自身が所属するPoniente de Granada(グラナダ地域原産地呼称を管轄する団体)から、グラナダエリアで作られるオリーブオイルとして、最も優れたおいしいオリーブオイルとして、2024年3月22日に現地にて授賞式が行われました。昨年の搾油時には、グラナダの原産地呼称を持つオリーブオイル生産者の代表として、オリーブ栽培に関する講演をするなど、ここ数年、積極的に世界へ向けて発信を続けています。
2024年3月22日に行われたグラナダ原産地呼称団体による表彰式の様子。サハリ エキストラバージンオリーブオイルが、品質と味の両面においてグラナダエリアのオーガニック栽培カテゴリーで最も優れたオリーブオイルとして表彰されました。
原産地呼称とは、栽培、製造、流通まで一貫してその土地で行われている作物に対して、そのトレーサビリティと品質への信頼を表す保証制度です。
OLIVE JAPAN 2023 国際オリーブオイルコンテスト銀賞受賞
EUオーガニック認証・アンダルシア州政府オーガニック認証・グラナダDO(原産地呼称)
ボトルのフロントデザインも、オシャレだととっても好評いただいています。
オリーブオイルらしからぬデザインですが、このデザインは、グラナダの若手クリエーターチームが手掛け、リニューアル発売とともに、スペイン国内で年間優秀デザインに選ばれました。
デザインモチーフは、グラナダのイスラム文化をイメージさせるタイル模様です。アルハンブラ宮殿内の天井や壁にみられる美しい模様がそれです。ルシオ種は、グラナダの在来種なので、その歴史と文化を象徴するイメージをボトルにあしらっています。
・賞味期限:2022年6月30日
¥3,240
税込 / 送料別途
次の地域は送料無料: 全ての地域を表示 詳細を閉じる
¥4,600
税込 / 送料別途
次の地域は送料無料: 全ての地域を表示 詳細を閉じる
Instagramにて、イベントのお知らせ、ショップカレンダー、日々のお料理、旅の記録などを発信しています。
最新の情報は、そちらでもご確認頂けます。
アカウント名:oliveandforest
今月は、催事もありますので、秋のお散歩がてら、ぜひいらしてください。
オープン時間等、当日のお問合せは、
お電話ください。080-3240-7142 (工藤)
住所
東京都国立市富士見台2-5-2
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最寄り駅
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12月10日~12月25日まで
マルイファミリー海老名2Fにて開催の
スペシャルイベントに出店します。
詳細が決まり次第お知らせします。